セラミックの色・形が気に入らない…やり直しに伴うリスク・費用は?

「セラミックの色や形が気に入らない」

「セラミック治療後、噛み合わせが悪くなった」

などの理由で、セラミック治療をやり直したいとお考えではありませんか?

セラミック治療は、周りの歯の色調と合わせないと不自然な仕上がりとなってしまいます。また、噛み合わせを考慮して治療を行わないと、お口だけでなく全身の不調の引き金となってしまいます。

実際に、当院では「他院で行ったセラミック治療をやり直したい」とのご相談をよくいただきます。

そこで、当記事では「セラミック治療のやり直しをお考えの方」のために治療の流れや費用、やり直しに伴うリスクなどを解説します。

セラミック治療がやり直しとなるケース

セラミックがやり直しとなるケース

セラミック治療のやり直しを希望される方の主な理由は以下の通りです。

  • 色や形に対する不満
  • 虫歯の再発
  • セラミックの破損
  • 噛み合わせの不具合

それぞれ詳しくご説明します。

色や形に対する不満

「色が白すぎて不自然」「周りの歯と大きさが違う」「人工の歯だと気付かれてしまった」など、色や形に対する不満をお持ちで、セラミック治療のやり直しを希望されるケースです。

色や形を改善したい場合、現状のセラミックを修正するのは非常に難しいです。基本的には、セラミック治療をやり直す必要があり、セラミックを新たに作り直すこととなります。

虫歯の再発

セラミックは虫歯の再発が起こりにくい治療法ですが、ケアやメンテナンスを怠ると虫歯が再発することがあります。

「歯が痛い」「歯がしみる」などの症状はありませんか?セラミックを支えている歯が虫歯になると、歯の中心部にある神経や血管が炎症を起こし痛みを伴います。

また、細菌が繁殖することで歯周病や口臭を引き起こすケースもあります。その場合、セラミックを外して再治療する必要があります。

セラミックの破損

セラミックは陶器と同じ素材なので、強い衝撃や噛む力が強いと、稀に欠けたり割れたりするケースがあります。

小さい破損であればセラミック専用の修理が可能ですが、大きく破損している場合は修理できず、セラミック治療をやり直す必要があります。

噛み合わせの不具合

セラミック治療後、噛み合わせが悪くなったと感じたことはありませんか?

噛み合わせが悪くなると、顎関節症・頭痛・めまい・肩こり・消化不良など全身の健康に悪い影響を及ぼします。

セラミック治療のやり直しに伴う「費用」の負担

セラミック治療のやり直しにともなう費用の負担

続いて、セラミック治療をやり直す時の費用を解説します。

保証があるかないかで費用が大きく変わりますので、必ず確認しましょう。

保証ありの場合

まず初めに、セラミック治療を受けた歯科医院で、セラミック治療の保証内容について確認しましょう。主な確認事項は以下の通りです。

  • 保証の有無
  • 保証の期間
  • 保証の条件

保証の範囲内であれば、セラミック治療のやり直し費用を抑えることができます。

歯科医院によって費用は異なりますが、保証の範囲内であれば無償でやり直しの治療を行なってくれる所もあります。

保証なしの場合(全額自己負担)

上記の保証に該当しない場合、またはセラミック治療を受けた歯科医院以外で治療をやり直す場合は、保証は適用されず、全額自己負担となります。

各歯科医院やセラミックの種類、大きさによって費用は異なりますが、一般的には1本あたり8〜22万円前後が相場といわれています(オールセラミックの場合)。

セラミック治療のやり直しに伴うリスク

セラミック治療のやり直しに伴うリスク

続いて、セラミック治療のやり直しを行う際に、知っておかなければならないリスクもあるので解説します。

  • 歯根にひびが入る可能性がある
  • 痛みを伴う可能性がある
  • 治療費が高額になる(保険適用外)

それぞれ詳しくご説明していきます。

歯根にひびが入る可能性がある

歯の土台をメタルコアにしていると、審美性を高めるためにメタルコアを除去する場合があります。その際、歯根がひび割れると、位置や方向によっては抜歯をしなければならないこともあります。

痛みを伴う場合がある

神経のある歯にセラミックが装着されている場合、支えている歯の形状によっては神経が刺激されることがあります。刺激が強ければ、冷水痛、温水痛などの歯髄炎や知覚過敏の症状を引き起こすリスクがあります。

治療費が高額になる

セラミック治療は保険適用外のため、保険適用されているものと比べると治療費が高額になります。各歯科医院によって費用は異なるので、治療前に費用を確認しましょう。

セラミックの再治療をご希望の方へ

セラミックの再治療を希望する方へ

ここまで、セラミック治療のやり直しに伴う費用やリスクについてお伝えしてきました。

セラミックの再治療をご希望の方の中には、「また失敗したらどうしよう」「綺麗にやり直せるか不安」などとお考えの方も多いかと思います。

そのような方にも安心して治療を受けていただけるよう、当院は以下のような取り組みを行っています。

綿密なカウンセリング

セラミック治療をやり直しを防ぐためには、綿密なカウンセリングが鍵となります。

なぜなら、綿密なカウンセリングを行うことで、患者さまと歯科医師の間にある「イメージのズレ」を無くし、患者さまが理想とする美しい仕上がりを実現できるからです。

噛み合わせを考慮した治療

前述の通り、噛み合わせを考慮せずに治療を行うと、顎関節症や頭痛、めまい、肩こりなどの不定愁訴の原因となります。

当院は、そのようなことが無いように噛み合わせを考慮し、患者さまの健康を第一に考えた治療を行います。

審美セラミックが得意な技工士と連携

ハイクオリティな技術を要する、審美セラミック専門歯科技工士と連携してセラミックの再治療を行います。

差し歯などは歯科医師だけでなく、歯科医院と技工士が連携して作られていますが、技術によっては、仕上がりに差があるのも事実です。

当院は、審美セラミック専門の歯科技工士と連携することで、天然歯のような透明感のある歯に仕上げることが可能です。

仮歯をしっかりと合わせる

前歯の差し歯が完成するまで仮歯を使用しますが、短い期間とはいえ何でも良いというわけではありません。

色味や大きさも違うため、見た目に大きな影響を及ぼします。仮歯の段階で緻密な調整を行うことで、違和感のない自然な仕上がりになります。

そのため、前歯の仮歯をしっかり合わせることは非常に重要なのです。

歯茎の見た目も美しく

セラミック治療をして歯だけが綺麗になっても完璧とはいえません。歯茎の色とラインが揃い、歯と歯茎のトータルバランスが整って美しい口元になるのです。

当院は、歯茎の色や形を整える治療も得意分野であり、ご希望があれば歯茎の治療にも対応いたします。

治療後のアフターフォロー

セラミック治療を終えた後も、定期的なメンテナンスを行い、歯の噛み合わせのチェック、虫歯や歯周病の検査などを行います。

このようなアフターフォローにより、歯のトラブルを未然に防げるだけでなく、セラミックを白く長持ちさせることができます。

関連記事:岡歯科医院のセラミック治療

まとめ

まとめ

「色や形に対する不満」「虫歯の再発」「セラミックの破損」「噛み合わせの不具合」など、理由は様々ですが、セラミック治療のやり直しを希望される患者さまは多くいらっしゃいます。

セラミック治療を行った歯科医院で再治療を行う場合は、まずは保証内容について確認してみましょう。

なお、再治療を行う際は

  • カウンセリングを丁寧に行ってくれるか?
  • 審美セラミックにおいて十分な治療実績があるか?
  • 見た目だけでなく、噛み合わせを考慮した治療を行っているか?
  • 治療後のアフターフォローは万全か?

といった点を確認するようにしましょう。

なお、当院(岡歯科医院)はセラミック治療のやり直しを得意としています。

丁寧なカウンセリングにて、治療費・治療期間などをしっかりご説明し、患者さまにご納得いただいてから治療を行います。

相談ベースでも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。

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