歯の詰め物が変色する原因とは?キレイに治す方法を解説!
「歯の詰め物が変色して気になる」
「黒くなってるのは虫歯?」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
歯の詰め物が変色する原因は、詰め物の経年劣化や虫歯など様々です。当記事では、歯の詰め物が変色する原因とその対処法についてご説明します。
詰め物の変色でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
歯の詰め物が変色する原因は?
毎日歯磨きをしてケアしているのに、なぜ歯の詰め物は変色してしまうのでしょうか。歯の詰め物が変色する原因は、以下の4つが考えられます。
詰め物の寿命(経年劣化)
詰め物の素材がレジン(プラスチック)などの場合、時間が経つと寿命によって変色してしまいます。レジン素材は、通常3〜4年ほど経つと変色するケースが多いです。
保険適用のレジン素材は費用を抑えられますが、「耐久性が低く変色しやすい」というデメリットもあります。
特に前歯などの目立つ部分にはレジン素材を使用するため、経年劣化は避けられません。
金属イオンの溶け出し(銀歯の場合)
一般的に銀歯の耐久性は5〜7年ほどといわれています。
長期間の使用で銀歯に含まれる金属イオンが歯や歯肉に溶け出し、黒い変色を引き起こすことがあります。また、歯との間に隙間や段差が生じる場合は、二次虫歯につながる恐れもあるため注意が必要です。
飲食物やタバコ
普段の食事でも、歯の詰め物が変色するケースもあります。
特に変色しやすいのが、色の濃い食べ物や飲み物です。例えば、コーヒー、赤ワイン、カレー、チョコレートなど色の濃いものは、歯の詰め物を変色させます。
また、タバコに含まれるタールの影響で、詰め物が茶色く変色することもあります。
虫歯
最も避けたいのが虫歯による変色です。
上記で紹介した銀歯やレジンを長期間使い続けることで、歯と詰め物の隙間で虫歯になり、虫歯が進行すると黒く変色します。
虫歯の場合、冷たい飲み物などで痛さを感じることがあり、気付くことができます。しかし、歯と詰め物の隙間にできた虫歯は気づきにくく、重症化してから見つかるケースも多いです。
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歯の詰め物の変色を治す方法
それでは、歯の詰め物が変色した場合、どのような治療法が効果的なのでしょうか。ここでは4つの方法をご紹介したいと思います。
①歯のクリーニング
歯科医師が行う専門的なクリーニングによって、詰め物の変色を取り除けるケースがあります。歯のクリーニングでは、専用の器具を使用して歯の詰め物に着色した汚れを除去していきます。
しかし、歯のクリーニングはコーヒーやワイン、タバコなどによって着色した詰め物の変色に限ります。
詰め物の寿命や虫歯による変色には効果がないので、注意が必要です。
歯のマニキュア
歯のマニキュアは、専用の薬剤を変色した部分に塗るだけで、手軽に白くすることができる方法です。
ホワイトニングでは白くできない詰め物や差し歯でも、利用できるメリットがあります。
しかし、歯の詰め物自体の変色を取り除くわけではなく、白く見せるだけなので、根本的な解決にはなりません。
そのため、歯のマニキュアが剥がれ落ちると、効果が失われてしまいます。
ラミネートベニア
前歯などの詰め物が変色した際に、変色部分を薄く削りセラミックを貼って直す方法がラミネートベニアです。
ラミネートベニアは歯を大きく削る必要がなく、0.3mm〜0.5mmほど削るだけなので、歯の神経に大きな影響を与えません。
また、保険適用のレジンに比べると、見た目が美しく歯の白さが長持ちするというメリットもあります。
詰め物を交換する
歯の詰め物の変色を根本的に解決するためには、詰め物を外して新しい詰め物に交換する処置が必要になります。
しかし、新しいレジンを詰め物として使用した場合、いずれ経年劣化によって変色してしまいます。数年は白さを維持できるとはいえ、変色するたびに何度も治療が必要になります。
そこで、次に解説するセラミック治療であれば、審美性に優れており、変色も起こりにくいためオススメです。
根本的な治療にはセラミックがおすすめ!
それでは、セラミックの具体的なメリットを見ていきましょう。
①審美性に優れている
セラミック素材のメリットは、審美性に優れており、天然歯に近い歯を再現することができる点です。
銀歯の場合、口を開けたときに治療の跡が目立ち、人前で口を開けることを避けてしまう方も多いのではないでしょうか。
セラミックであれば、天然のような色合いを再現できて、周りの歯との違和感もありません。
より自然で美しい歯に仕上げたい方には、セラミックがおすすめです。
②二次虫歯になりにくい
銀歯やレジン素材は、歯との接合性が低いことで隙間が生じ、細菌や歯垢などが溜まると虫歯になる恐れがあります。
セラミック素材は歯との接合性に優れているので、隙間が生じにくく虫歯の再発リスクが低いです。
虫歯になれば天然歯を削る必要があり、再発のたびに治療すると天然歯を失うことになります。
その点、治療を繰り返さずに虫歯の再発リスクを抑えることができるセラミック治療をおすすめします。
③変色しにくい素材
セラミック素材は、汚れが付着しにくく、経年劣化によって変色する心配もほとんどありません。
メンテナンスやケアをしっかり行えば、10年近く白さを維持できるともいわれています。
また、銀歯のように金属を使用していないので、金属イオンが溶け出して歯肉を黒くさせる心配もありません。
レジンや銀歯に比べると、保険適用外で費用は高くなりますが、長期的な視点で見ると安くなる場合もあります。
美しい歯を長く保ちたいとお考えの方は、セラミック治療を検討してみてはいかがでしょうか。
【注意】歯の詰め物の変色を放置してはいけない理由
歯の詰め物が変色している状態でも、あまり気にしない方や歯科医院に通うのが面倒という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、口腔内のトラブルを悪化させないためにも、自己判断で詰め物の変色を放置してはいけません。
変色の原因が虫歯の場合、放置すると重症化して激しい痛みに襲われます。症状が進行すると、神経を抜く処置や、抜歯を行う必要も出てくるので注意しましょう。
そのため、歯の詰め物が黒くなったら自己判断せず、まずは歯科医師に診てもらいましょう。
まとめ
前述の通り、銀歯やレジンなどの素材ですと経年劣化による変色は避けられません。
歯の詰め物が変色する原因はさまざまありますが、銀歯やレジン素材であれば寿命による変色は避けられません。
そこで、根本的な解決法としてセラミック治療についてご説明しました。セラミック治療のメリットについておさらいです。
- 天然歯に近い質感と色合いを再現できる
- 長期的に歯の白さを保てる
- 虫歯の再発リスクががく、再治療のたびに歯を削る心配がない
当院でも「歯の詰め物の変色が気になる」というご相談を多くいただいており、セラミック治療をはじめ様々な治療の実績がございます。気になる方はまずはお気軽にご相談ください。
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