初台・代々木 岡歯科医院
歯科衛生士の村上紀子です。
よく噛める食事・食材にはいろいろあるかと思います。
今回はトウモロコシごはんを作りました。
噛むことによりトウモロコシの甘味が感じられて美味しいですよ!!
現在は1回の食事中に噛む回数は戦前の半分と言われています。食事を噛む回数を調べた報告によると、戦前の食事時間の平均は22分で、食べ終わるまでに1420回噛んでいたそうです。 ところが現代では、食事時間の平均は11分で、噛む回数は620回。日本人は、戦前の半分の回数しか噛まなくなってきているのです。
よく噛むと、虫歯が予防できる!
よく噛むと、健康面でどのような効果が得られるのでしょうか。食べ物を細かく噛み砕いて、消化酵素を含んだ、だ液と混ぜ合わせることによって「消化を助ける」のはもちろんですが、だ液がたくさん出ることによって「虫歯を予防」する効果もえられます。虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯菌によって起きますが、だ液には虫歯菌が作る酸を薄める働きがあります。そうすることにより虫歯が起きにくいのです。
よく噛むと、情緒が安定する!
食べ物を「噛む」と、体の緊張がやわらいで、ストレスを解消するのに役立つものです。また、あごの運動が筋肉の刺激となって脳に伝わって、脳の働きを活性化してくれます。「情緒が安定」して、「脳の活性化」にも役立つ。噛むことには、意外な効能があります。
毎回の食事によく噛む食品を加えて、噛むことで満足感がえられるように季節の食材を工夫して美味しい食事をしていきましょう。