こんにちは!岡歯科医院 歯科衛生士の田村です。
先日歯科衛生士の村上と「輝かせよう歯科衛生士力!」というセミナーに参加してきました。
接遇からコミュニケーション、口腔衛生指導と、4人の講師の方のお話を聞きとても勉強になりました。
実際に臨床の場で活かせるように日々努力したいと思います☆
夏バテしがちな時期ですが、皆さんお口の中のケアは大丈夫ですか?
夏はお祭りや花火大会などイベントも多く美味しいものを沢山食べたくなりますよね。食べるために重要な役割をするのが唾液です。
唾液腺には三大唾液腺と呼ばれる耳下腺、顎下腺、舌下腺があります。分泌される唾液にはサラサラとした唾液(漿液性)とネバネバとした唾液(粘液性)の2種類に分類されます。
漿液性唾液は、副交換神経のコントロール下にあるためリラックスしている時に分泌され、イライラしている時や緊張時には分泌されません。また、この唾液は食事時に多く分泌され、口腔内を洗浄して中性に保つ性質があります。
反対に粘液性唾液は交感神経によってコントロールされているため、イライラしている時や緊張状態のときに分泌されます。緊張して口の中がネバつくのはこの現象です。
粘液性唾液にはネバネバとした成分、ムチンが含まれており、細菌を絡めとり体内への侵入を防ぎ、粘膜保護、粘膜保湿を行う作用があります。
唾液には様々な働きがあり、消化を助けてくれる作用や飲み込む際の潤滑剤の役割など私たちの体を守ってくれています。
唾液を多く出すにはよく噛んで食べることが大切です。噛むことにより消化吸収や肥満防止、脳の活性化など様々な効能がありますので、柔らかい食べ物ばかりではなく噛みごたえのある食品を選択しゆっくりとよく噛んで食事をするよう心掛けましょう♪