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歯を抜かないと矯正は不可能なのですか?

新宿初台の歯医者さん、岡歯科医院です。
今回のテーマは「矯正における抜歯について」です。
矯正を希望する場合、現状の歯並びの状態次第では抜歯が必要になります。

最も、歯並びを改善するはずの矯正で健康な歯を抜く必要があるというのは、
考え方によっては矛盾していると思うかもしれません。
そこで、ここでは矯正における抜歯をテーマにしたお話をしていきます。

img105 - 歯を抜かないと矯正は不可能なのですか?

抜歯が必要な理由

矯正の治療内容の例えとしてよく挙がるのが、「ソファと人間」の例えですね。
ここでも同じ例えで解説すると、歯並びが悪い状態とは5人掛けのソファに6人座っている状態であり、
つまり定員オーバーしているため綺麗に並んで座ることができないのです。

ソファが5人掛けである以上は6人綺麗に並んで座るのは不可能で、
6人が綺麗に並ぶスペースがないためそのままでは改善できません。
ではどうすれば改善できるのか?…それは1人外れてもらい、ソファの定員数である5人にすることです。

実は矯正の抜歯はこれと同じ理由によるもので、
歯を並べるスペースを作るため溢れた歯に外れてしまう…つまり抜歯するのです。
逆に言えば、スペースが確保できる状態なら例え歯並びが悪くても抜歯は必要ありません。

抜歯が必要になる可能性

抜歯が必要になる可能性はこの場で断言できず、診断してみないことには分かりません。
例えスペースが不足していても、それが僅かなものなら歯を削って対処できることもあります。
ただ、大人の場合は矯正において抜歯が必要になる可能性が高いと考えて良いでしょう。

一方、子供の場合は非抜歯で矯正できる可能性が高く、
それこそが「矯正は子供の時に行った方が良い」と言われる理由の一つでもあります。
では、なぜ子供と大人では矯正における抜歯の可能性に差があるのでしょうか。

その理由は顎の成長であり、子供は年齢的に成長期ですから、
小児矯正なら顎の成長を正常な方向へと促進しながら矯正できるため、非抜歯で矯正しやすいのです。
一方、大人の場合は既に成長期を終えているため、成長を利用したスペース確保が不可能なのです。

無理に非抜歯で矯正するリスク

歯科医院の中には、「非抜歯で矯正できます」と謳っているところも見かけます。
その歯科医院がどのような基準で非抜歯での矯正を行っているのかは分かりませんが、
仮に100%非抜歯で矯正を行っているなら、その歯科医院での矯正はおすすめできません。

必要な抜歯を行わずに矯正すると当然治療内容にも影響してしまい、
例えば、口元が前に出て見た目が悪くなる問題が起こります。
これは、歯が並びきらない状態で無理に並べたため、並びきらない歯が外側に出てしまうからです。

さらに、矯正では治療後に後戻りが起こりますが、
無理に歯を並べるとこの後戻りがより起こりやすくなってしまうのです。
このような理由なら、無理に非抜歯で矯正を行うことには高いリスクが発生します。

専門医による治療のすすめ

健康な歯を抜くことには抵抗がある人も多いでしょうし、
例え抜歯が必要と診断されてもその診断に疑問を感じる人もいるかもしれません。
そこで一つ提案すると、矯正の専門医による治療を希望してはいかがでしょうか。

日本矯正歯科学会の専門医の資格を持つ医師なら矯正の技術と経験に長けており、
そのため専門医が抜歯は必要だと判断すれば、そのことに納得できるでしょう。
また、治療の成果においても専門医なら信頼性が高いことも事実ですね。

日本矯正歯科学会のWEBサイトを利用すれば、
専門医の資格を持つ医師が在籍する歯科医院を都道府県に検索可能です。
また、専門医ほどではないですが認定医の資格を持つ医師も矯正の治療技術に長けています。

歯並びを改善することのメリット

さて、矯正を検討している人も多いと思いますが、改めて矯正のメリットを考えてみます。
真っ先に挙がるのは「口元の見た目が美しくなる」…すなわち審美性向上のメリットです。
ただ、矯正のメリットはそれだけではなく、実は歯の健康を守りやすくなるメリットもあります。

例えば、歯並びが改善されれば歯が磨きやすくなるためプラークが蓄積されにくく、
プラークが蓄積されにくくなることで虫歯や歯周病を予防しやすくなるでしょう。
また、歯並びを改善することは噛み合わせの改善にもつながります。

噛み合わせの悪さは顎関節症が発症しやすくなどの問題がありますし、
また慢性的な頭痛や肩こりの原因にもなるのです。
そのため、矯正することでこれらの問題も全て解消できます。

まとめ

img 008 - 歯を抜かないと矯正は不可能なのですか?

いかがでしたか?
最後に、矯正における抜歯についてまとめます。

1. 抜歯が必要な理由 :歯を並べるためのスペースを作るため
2. 抜歯が必要になる可能性 :大人の場合、成長期を終えているため抜歯が必要になりやすい
3. 無理に非抜歯で矯正するリスク :歯が前に出てしまう、後戻りが起こりやすい
4. 専門医による治療のすすめ :日本矯正歯科学会の専門医は、矯正の技術と経験に長けている
5. 歯並びを改善することのメリット :審美性の向上だけでなく、虫歯や歯周病を予防しやすくなる

これら5つのことから、矯正における抜歯について分かります。
健康な歯を抜くことには、確かに抵抗を感じるかもしれません。
ただ、矯正は歯並びを改善する目的の治療であり、
そのためには歯を並べるスペースを作るため、抜歯が必要になることもあるのです。

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