私の子どもは受け口です。矯正した方が良いですか?

矯正ブログ

 

新宿初台の歯医者さん、岡歯科医院です。

今回のテーマは「子どもの受け口の問題」です。ぜひご愛読ください。

まだ幼い子どもが受け口だと、親は将来の口元の見た目が気になると思います。

 

ただ、子どもには成長期が訪れるため、不安がある一方でいずれ改善されるかもしれないと期待もするでしょう。

では、子どもが受け口の場合は早急に矯正によって改善すべきなのでしょうか。

もしくは、成長期によって改善されるのを待つべきなのでしょうか。

 

受け口改善の目安は「3歳」

仮に受け口の改善を目的として小児矯正を行う場合、2歳までは経過観察することをおすすめします。

これは確率の話なのですが、2歳の時点で受け口だとおよそ50%の確率で自然に改善され、

一方3歳になってしまうと自然に改善される確率が大幅に減少するのです。

 

つまり、2歳までは受け口の自然改善が期待できるのですが、

3歳になるとあまり期待できなくなり、そのため3歳の時点で判断するのが良いでしょう。

もっとも、2歳の時点で小児矯正を行うことは可能ですし、そうすれば受け口は確実に改善できます。

 

ただ、小児矯正は本人の負担・高額な費用・長い治療期間などの理由から、決して手軽な治療ではありません。

そのため、医師としても自然に改善されるのであればそれがベストだと考えますし、

自然な改善が見込める段階では、それに期待して経過観察することをアドバイスします。

 

なぜ受け口になるのか

子どもがなぜ受け口になってしまったのか?…中には責任を感じてしまう親もいるかもしれません。

そこで、子どもが受け口になる原因として考えられることを挙げていきます。

 

遺伝が原因のケース

顔が親に似るように、口の状態もまた親に似ることが多く、親が受け口だと子どもも受け口になりやすいのです。

受け口に限らず、噛み合わせ・歯並びなどの状態にも遺伝的要素があります。

 

口呼吸が原因のケース

脚を使えば脚の筋肉が成長するように、身体の器官は使わなければ小さくなっていきます。

口呼吸だと鼻を使わなくなるため、鼻の骨とつながる上顎が小さくなって受け口になりやすいのです。

 

舌の位置が原因のケース

例えば、舌の位置が低く下の歯の裏側にある場合などがこれに該当します。

舌の位置が低いことで前歯を押し出してしまい、下顎・下の前歯のみ成長することで受け口になります。

 

日常生活での癖が原因のケース

小さな子どもの癖は見ていても微笑ましいですが、実は受け口の原因になる癖もあります。

例えば、指をしゃぶる癖は噛み合わせを悪くさせ、噛み合わせが悪くなることで受け口にもなります。

 

受け口がもたらす問題

受け口であることは病気ではなく、虫歯・歯周病のように治療が求められるものではありません。

しかし、受け口は審美面・健康面において多くの問題をもたらします。

 

口元の見た目が悪くなる

まだ子どもが小さければそれほど見た目を気にすることはないでしょうが、

思春期になって子どもが成長すれば、いずれ自分が受け口であることに悩む時期が訪れます。

 

虫歯・歯周病になりやすい

受け口だと口呼吸になるため、呼吸するたびに乾燥した空気を口の中に取り込みます。

そうなると自浄作用を持つ唾液が蒸発、細菌が溜まって虫歯・歯周病にかかるリスクが高まります。

 

スムーズな発音ができない

受け口になると、上下の歯に隙間が発生した状態になるため息が漏れます。

その場合は会話時に発音がしづらくなり、特に「サ行」・「タ行」が不自由に感じるでしょう。

 

顎関節症になりやすい

顎関節症は歯並び・噛み合わせが悪いと発症しやすく、また重症化もしやすくなります。

受け口であることは噛み合わせが悪く、そのため顎関節症が発症しやすくなるでしょう。

 

小児矯正はメリットが多い

受け口の自然改善が見込めない場合、改善のためには矯正治療が必要です。

矯正は大人になってからでも遅くはないですが、子どもの時に行った方がメリットは多くなります。

 

非抜歯で矯正できる確率が高い

大人は成長期を終えているため、歯を並べるスペースがなければその確保のために抜歯が必要です。

一方、小児矯正では子どもが成長期のため、顎の成長を正常に促して非抜歯で矯正できる確率が高まります。

 

審美性を気にする時期に矯正が完了している

審美性を気にしてから矯正しても、理想の歯並びが手に入るまで3年ほどかかります。

子どもの時に矯正しておけば、審美性を気にする年頃には理想の歯並びが手に入っています。

 

通院しやすい

大人になってからの通院は、仕事が忙しくてなかなか難しい人もいるでしょう。

その点、子どもの時に矯正しておけば定期的な通院もスケジュールで悩む必要はありません。

 

まとめ

いかがでしたか?

最後に、子どもの受け口の問題についてまとめます。

 

1. 受け口改善の目安は「3歳」 :2歳までは自然に改善される確率が高い

2. なぜ受け口になるのか :遺伝、口呼吸、舌の位置、日常生活での癖などが原因として挙げられる

3. 受け口がもたらす問題 :口元の見た目が悪くなる、虫歯・歯周病になりやすい、発音がしづらいなど

4. 小児矯正はメリットが多い :非抜歯で矯正できる確率が高い、審美性を気にする時期に矯正が完了している

 

これら4つのことから、子どもの受け口の問題について分かります。

子どもがまだ3歳になっていなければ、受け口は自然に改善される可能性があります。

ただ、3歳を過ぎると自然に改善される確率が下がるため、

受け口改善を目的とした小児矯正は3歳の時期を目安に検討するのが良いでしょう。

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